2023/05/12 23:57

ベジエ市北方のセヴェンヌ山の麓、AOCフォジェールを構成する7つの村のひとつであるラ・リキエール村に1920年に拓かれたマス(ぶどう農園)です。長らくは地元の協同組合に加盟していましたが、2011年、シャトーヌフ・デュ・パプの名門「シャトー・ラ・ネルト」等で修行した3代目オリヴィエ・ヴィラヌーヴァが創始者の名を冠したドメーヌ「マス・オネジム」を設立し、自社ビン詰めを開始しました。同年よりすべての畑でビオロジック栽培を開始し、2019年にビオディナミに転換。
翌2020年に「demeter」の認証を取得しました。
 「ビオディナミは、すべての植物、動物、人間、土壌が調和しながら発展できる環境を作ることを目的としています。その大きな成果のひとつはぶどう樹が根をより深く伸ばすようになることで、その結果ワインはより表現力豊かで、鮮度感とミネラルに溢れるものになります。この地フォジェールは、その均質的なシスト(片岩)質土壌によってラングドックの中でも特異なテロワールとして知られますが、シストは非常に脆いためもともと根が下に伸びやすく、ビオディナミとの相性は抜群と言えます。「フォジェール×ビオディナミ」ならではの絹のように繊細な口当たり、美しい酸、ミネラルの塩味、そして上品な果実味をぜひお楽しみください」。
 ご紹介する「ジュール・フリュイ」は、「マス・オネジム」のすべてのエスプリを結集して2021年に誕生した旗艦作品です。「ジュール・フリュイ」とはビオディナミカレンダーにおける「果実の日」のことで、ラベルに描かれた「火のエレメント」の星座(射手座、獅子座、牡羊座)の前を月が通過する日に相当します。ワインの香りが最も開くことからビン詰めに最適な日とされており、この作品のビン詰めが「果実の日」に行われたことを表しています。(尚、「果実の日」はワインを飲むのにも最適な日とされています)。(以上、インポーター資料より引用)